北海道電力は28日夜、管内で30日に電力不足となる可能性があるとして、「電力需給逼迫(ひっぱく)準備情報」を出した。29日に「電力需給逼迫注意報」が出される可能性がある。本州の猛暑で電力を北海道から融通しているためだ。準備情報は27日に初めて出され、28日に注意報が出る可能性があった。同日の注意報は回避されたが、電力不足の懸念が続いている。
北電は、電力供給の余力を示す予備率が29日に5%を下回りそうだとして、27日に「準備情報」を初めて出した。北電管内は通常、涼しい夏より冬の電力需要が多い。ただ今年は早くも猛暑となった本州に多くの電力を融通している。
3月に関東や東北で「需給逼迫警報」が出た際、より早期の節電周知の必要性が指摘され、警報の前に「準備情報」や「注意報」を出すことになった。東京電力管内では26日に注意報が出され、北電と東北電管内には27日に準備情報が発出、28日に注意報が出る可能性があった。
電力の安定供給に最低必要な…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル